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Contents
- ホルムズ海峡封鎖の危機、ベトナムの製油所稼働と物価を直撃
- 週間☆アクセス数上位ランキング!
特集(2026年03月02日~2026年03月08日)
- 今週の銘柄評価
SSI証券[SSI]
- 編集後記
「旧正月に祖父が竹ひごを割る風景」
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1. ホルムズ海峡封鎖の危機、ベトナムの製油所稼働と物価を直撃
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イランによるホルムズ海峡封鎖の宣言は、国際市場を揺るがすだけでなく、毎年約170億USD(約2兆6900億円)をガソリンや液化石油ガス(LPG)、原油の輸入に費やすベトナムのエネルギー安全保障にも課題を突きつけている。
輸入依存度の高さと供給断絶のリスク
税関のデータによると、2025年のベトナムはガソリン、LPG、原油の3つの主要エネルギーグループだけで計約170億USD(約2兆6900億円)を輸入に費やした。国内でも生産や精製が行われているとはいえ、ベトナムが海外からの供給に大きく依存していることを示している。
現在、国内のガソリン需要の72〜80%を北中部地方タインホア省のギーソン製油所と南中部地方クアンガイ省のズンクアット製油所が賄っているが、両工場とも大量の原油輸入に依存している。
・・・<続きはサイトでご覧ください> |
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2. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2026年03月02日~2026年03月08日)
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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。
1 位 中東情勢の悪化でPVガスがLPG供給の不可抗力を宣言
国内で唯一、一貫した生産体制を築いている最大手のガス会社ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)傘下のPVガス・トレーディング(PVGas Trading)はこのほど、南部地方の顧客に対する液化石油ガス(LPG)の供給において不可抗力事象が発生したと発表した。同社は3月10日まで輸入貨物の引き渡しを遅らせるほか、それ以降の調達のめどが立っていないとしている。
LPG供給遅延の2つの原因
今回の事態には主に2つの原因がある。1つ目は、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのNGLジュアイマ(NGL Juaymah)施設で2月23日に発生した橋梁崩落事故により、契約済みのプロパンとブタンの供給が中断したことだ。これにより3月10日以降に、GASが運営しているティバイおよびジエムディエン低温LPG基地に到着予定だった貨物が一時停止となった。
2つ目は、中東地域における武力衝突がホルムズ海峡を通過する低温LPG運搬船の航行に影響を及ぼしていることだ。3月2日午後3時の時点で少なくとも2隻の超大型原油タンカー(VLCC)がミサイル攻撃を受けたほか、中東のサプライヤーのNGLおよびLPG生産施設も攻撃を受け深刻な被害が出ている。安全上の理由から、3月後半から4月末までに中東からLPGを輸送する超大型ガス運搬船(VLGC)の配船計画は白紙となっている。
・・・<続きはサイトでご覧ください>
2 位 ベトテル、米インテル等と提携し6G開発を加速
スペインのバルセロナで開催されたモバイル業界最大級の見本市「MWCバルセロナ2026(MWC Barcelona 2026)」において、ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は、米インテル(Intel)や同アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など世界的なハイテク企業との戦略的提携を発表した。
さらに、スウェーデンの通信機器メーカーであるエリクソン(Ericsson)とは自律型ネットワークの開発で合意し、第5世代移動通信システム(5G)と第6世代移動通信システム(6G)の次世代技術の主導に向けた取り組みを本格化させている。
海外大手との提携で6G開発を加速
ベトテルの子会社であるベトテルハイテク産業総公社(Viettel High Technology Industries=VHT)は、人工知能(AI)を統合した5Gアドバンスト(5G-Advanced)および6Gインフラの開発に注力している。
・・・<続きはサイトでご覧ください> |
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3. 今週の銘柄評価
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※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。
●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。 http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html ●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。 http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
ベトナム現地証券会社による今週の銘柄評価・SSI証券[SSI] (2026年03月11日 発行ベトナム株通信 第5800号)
■SSI証券[SSI]■―仮想通貨取引所との連携と市場格上げが追い風、投資評価「買い」―
ベトキャップ証券[VCI](Vietcap Securities)は、大和証券が出資する国内大手独立系証券会社SSI証券[SSI](SSI Securities)について、理論株価を1株3万5100VND(約210円)と算定し、投資評価を「買い(Buy)」とした。
SSIのグエン・ズイ・フン会長は先般、韓国第2位の規模を誇り1日の取引量が18億USD(約2830億円)を超える仮想通貨取引所ビッサム(Bithumb)のトップとデジタル資産分野での協力について会談した。
ベトナムで暗号資産取引所の試験運用準備が進む中、同社は2022年に設立したSSIデジタル(SSI Digital=SSID)を通じ、テザー(Tether)やアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などと提携し、デジタル金融エコシステムの構築を急いでいる。
また、FTSEラッセル(FTSE Russell)によるベトナム株式市場の格上げ期待も強い追い風となっている。SSIは、FTSEグローバル・オール・キャップ・インデックス(FTSE Global All Cap Index)の予備基準を満たす証券株4銘柄の一つに含まれている。
加えて、他の大手証券会社が証拠金取引向け貸出の法定上限(自己資本の200%)に達しつつある中、余裕のある同社に顧客が流入する恩恵も期待されている。 |
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4. 編集後記
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毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。 今週はベトナム人スタッフのNguyen Nhanより、「旧正月に祖父が竹ひごを割る風景」のお話です。

毎年、旧暦の大晦日が近づくころになると、朝早くから、祖父はテト(旧正月)用のバインテット(Banh Tet)を包むための竹ひごを割っていました。家の裏にある竹から、一本一本ていねいに割いていく祖父の姿は、私の子ども時代の風景そのものです。祖父母と暮らしたあの頃、毎年のように見てきた、忘れられない光景です。
幼い私は、祖父が竹を割っていると、ひごの先を持って思いきり引っ張り、「早く割れるように」と手伝おうとしていました。でも、まだ短いところで引っ張ると、包丁が手に当たってしまうからと、祖父は心配してやらせてくれませんでした。長く割けたころを見計らって、私は急いでひごを引っ張り、きれいにそろえて祖父の横に置きました。私だけでなく、兄弟も同じように、それがうれしくて仕方なかったのです。

祖父がひごを割っているそばで、祖母は緑のバナナの葉を広げ、白いもち米や緑豆の餡を並べて、包む準備をしていました。私はその隣に座り、祖母の手元をじっと見つめていました。しわの刻まれた祖母の手が、竹ひごをきゅっと結び、器用に美しい円柱形のバインテットを作り上げていくのを眺めるのが、とても好きでした。

祖母は私にも包ませてくれました。うまくできない私に、祖母は可愛らしい四角い小さなサイズのものを包むように教えてくれました。お皿にのったその小さなバインテットを見るだけで、胸がいっぱいになるほど楽しかったのを覚えています。

毎年、大晦日が来るのを心待ちにしていました。大人になり、遠くで働くようになっても、テトが近づくと、私たち兄弟姉妹はみな実家に戻りました。床いっぱいに材料を広げ、みんなで囲んでバインテットを包む時間は、何よりの喜びでした。

昨年、私は祖父と一緒にテトを迎えることができました。大晦日が近づいた日の朝、祖父はいつものようにひごを割っていました。でも、その表情はどこか寂しげでした。祖母が亡くなってから、まだ一か月しか経っていなかったのです。それでも祖父は、この習慣をやめませんでした。母がバインテットを包むためのひごを、静かに、いつも通り割っていました。包み終えると、今度は母が火をおこし、薪の赤々と燃える火にかけられた真っ黒な大きな鍋で、何時間もじっくりとバインテットを煮込みました。

バインテットが炊きあがると、母はそれを仏壇に供え、祖父は線香をあげてご先祖様を迎えました。ベトナムには「テトのように楽しい」という言葉があります。でも、祖母のいない家は、どこかぽっかりと穴があいたように静かでした。
 昔、私の村では、テトが近づくと、年配の人たちが竹ひごを割ってバインテットを包むのが当たり前の風景でした。今もその光景は残っていますが、少しずつ減っています。手軽に買って済ませる人も増え、あらかじめ割られたひごや、ナイロンひもを使う家庭も多くなりました。
それでも、私の家では、この習慣を守り続けています。竹ひごできれいに縛られ、山積みになったバインテットを見ると、どこか美しく、自然にもやさしい気がするのです。どうか祖父がこれからも元気で、あの竹ひごを割る音を、毎年聞かせてくれますように。それは、わが家にとって大切な伝統の音だからです。


photo by Nguyen Nhan —————————— 今回は、ここまでです。 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。 今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。 |